本日11月1日はWorld Ballet Day!Asia Pacificからスタート

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Royal New Zealand Ballet

ロイヤル・ニュージーランド・バレエは、ニュージーランドの首都ウェリントンの陽光がたっぷりと入る天井が高く広々としたスタジオから。私にとって公演を見る機会のないバレエ団でしたが、綺麗なダンサーもいて、YouTubeの映像なども充実させているので、これからは観てみたいと思いました。ニュージーランドの国鳥キーウィの着ぐるみを着たバレリーナが登場して、センターレッスンでアンシェヌマンを踊ったのも可愛かった!

The Australian Ballet

オーストラリア・バレエはメルボルンが拠点です。クラスレッスンの配信からスタート。レッスン始まってすぐはロングヘアを下ろしたままのダンサーが数人いて???とても自由???と思いましたが、ロン・ド・ジャンブ・アン・レールが始まる頃にはみんなちゃんとシニヨンにまとめていました。お寝坊したんでしょうか、それとも毎日のことなのでそんなものなのかな?!

センターのアダジオはドラマティックにトゥーランドットの伴奏でスタート。こんな素敵な演奏でレッスンできると気分もテクニックもあがりますね!

エクササイズの配信、とても興味深くて面白い内容でした。男性ダンサーがリフトするための練習は、なるほど非常に合理的で安全でいいですね。

リハーサルは白鳥の湖の4羽の白鳥(小さな白鳥)から始まりました。
2つめはプリンシパルのエイミー・ハリスとシニア・アーティストのネイサン・ブルックによるアシュトンの《マルグリットとアルマン》。エイミーはこのマルグリットでフェアウェル公演をまもなく控えているそうです。

3つめはアシュトン《The Dream》真夏の夜の夢。クリストファー・カーによるコール・ド・バレエのリハーサル。今年はロイヤルじゃなくてオーストラリアでこの声とレッスンを見れるとは想定外でしたwww
時代の流れでだんだんこういう先生がいなくなっていますが、レッスンがピリッとして、これはこれでいいものです。お元気で何より!

今日図らずも体調不調で自宅療養中のデイヴィッド・ホールバーグ芸術監督は配信を観ていて、笑顔で手を振っているところが一瞬映りました。ひどく具合が悪いようではなく良かったです!デイビッドのレッスンとリハーサルを来年見れますように。

Sydney Dance Company

シドニー・ダンス・カンパニーは、コンテンポラリー・ダンス・カンパニーです。

Queensland Ballet

クイーンズランド・バレエはオーストラリアのブリスベンを本拠地としています。フルクラスレッスンの配信。ウェブサイトがとてもきれいで見易く、YouTubeの映像も充実していました。

National Ballet of Japan

新国立劇場バレエ団はクラスレッスンの配信。ピアニストは蛭崎あゆみさん。良かったですねえ!!BGMでずっと聴きたいです。それにしても愛知県芸術劇場のリハーサル室はものすごく立派ですね。

バーとセンターの間に、ワールドプレミアのウィル・タケット《マクベス》について吉田都芸術監督やプリンシパルへのインタビューや映像が流れました。私は米沢唯さんと福岡雄大さんの時に観に行きましたが、マクベスをバレエにしようとすることが大変意欲的で素晴らしいです。

レディー・マクベスの狂気やマクベスの病的な苦悩を観客に伝えるには、表情やマイムをロミジュリやマノンに準えるような演出にしないで、もっと違う表現だったら日本人に合っているのでは、と思いました。それを考えるのがとても大変なことなんですよね。あと、衣装はちょっと残念と言いたい。黒の同じ丈のスパッツに、黒いお揃いのバレエシューズの人たちがマクベス筆頭に舞台に大勢いて、足元が気になってしまいました。

West Australian Ballet

ウエスト・オーストラリア・バレエはパースにある州立のバレエ団です。クラスレッスンからスタート。センターレッスンでは珍しくダンサーたちの背後から撮影されているので、正面の鏡越しに全体を観ることもできて、新鮮な眺めでした。途中音声が消えたりループしたりします。

ウエスト・オーストラリア・バレエ版(改訂者が3人います)《くるみ割り人形》のスタジオ・リハーサル。
シュガー・プラム・フェアリーとシュガー・プリンスのグラン・パ・ド・ドゥ、ネズミと兵隊のバトルシーン、スノーフレイクのシーンです。女性は全員髪をきれいにまとめていたのが印象に残りました。エレガントでクリーンな踊り方をするダンサーが多くいました。

K-BALLET TOKYO

Kバレエ・トウキョウはライブ配信のみで観れませんでした。残念。

National Ballet of China

中央芭蕾舞团、中国国立バレエ団はバレエ学校の生徒さんによるパフォーマンス(クラシック、中国伝統舞踊、中国民族舞踊)の後にクラスレッスン。コアがよくトレーニングされています。女性ダンサーのニュアンスカラーのレオタードとスカートも目に美しい。

2組のキャストによる《白鳥の湖》のリハーサル。オーケストラの白鳥と、ベートーヴェンの交響曲第9番《歓喜の歌》のリハーサル。最後に舞台上で《オーデ・トゥ・ジョイ》(歓喜の歌)のリハーサル。コレオグラファーは名前を呼ばれましたが、顔も名前も特に出なかったので、バレエ団のレジデント・コレオグラファーなのかな?

Cloud Gate Dance Theatre of Taiwan

雲門官方網站、台湾クラウド・ゲート・ダンス・シアターはコンテンポラリーダンスのカンパニーです。

Singapore Ballet

シンガポール・バレエはアーカイブを探せませんでした。

Bangkok City Ballet

タイのバンコク・シティ・バレエはクラスレッスンとコンテンポラリー・ダンスの舞台映像などを配信。

Korean National Ballet

韓国国立バレエ団は「芸術の殿堂オペラ・ハウス」という名称?の舞台上でクラスレッスンをフルで行ったのちに、トリプル・ビルの映像をダイジェストで紹介。2022年はKwon Kyungmiのとても素敵なピアノだったので、今年も聴きたかったです。ウィリアム・フォーサイスやウヴェ・ショルツもプログラムに入っていました。スタイルの揃ったダンサーが揃ったカンパニーですね。女性がみんな可愛い。

Hong Kong Ballet

香港バレエ団は1時間20分のクラスレッスン、なんとガラに招かれているマリアネラ・ヌニェスがちょっとだけ観れます!!!昨年見たときはセプタイム・ウェブレ芸術監督の、とても気持ちのいい良いレッスンでしたが、今年のクラスは大変個性的で、雰囲気が全然違いました。

Ballet Indonesia

バレエ・インドネシアは24時間限定のアーカイブだったようです。今年の夏には豪華ゲストを招いてガラ公演を行なっています。

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