ロイヤル・オペラ・ハウス2023/24シネマシーズン vol.2

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ニュー・シーズンが始まります!

英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエとオペラの舞台を、世界中の映画館のスクリーンで体験する「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」のニュー・シーズン2023/24が、もうすぐ日本全国の映画館でも公開されます。

日本ではそれぞれ現地に遅れること3ヶ月くらいで、2023年12月15日(金)~2024年9月26日(木)までの期間中、上映予定の8演目(オペラとバレエ各4演目)がそれぞれ1週間限定、東宝東和の配給で上映されます。

第一弾 オペラ《ラインの黄金》

シーズン幕開けはオペラ《ラインの黄金》から。
12月15日(金)〜21日(木)に上映です。イギリスでは9月23日に上演された時のものです。指揮はアントニオ・パッパーノ、演出はバリー・コスキーのワーグナー『ニーベルングの指環』の序夜。

2027年に第3夜が完成するというビッグプロジェクトです。トレイラーを見るだけでも、相当な新解釈、新演出なので、好意的な意見が多いようですが、まあそうでない評論も当然ありました。

どちらにしても、マエストロ・パッパーノのROHでのラストシーズンにスタートする作品なので、シネマで鑑賞できるだけでも楽しみでなりません。

このシリーズの時はパッパーノ指揮なので、今後もきっとシネマで毎年聴けるはず。東宝東和さん、今後も配給が途絶えないようにどうぞよろしくお願い致します。

リングの4部作は最初の《ラインの黄金》が上演時間が一番短いので、気楽に観に行けます。オペラ初心者の方こそ、ぜひ映画でオペラを体験してみて下さい。事前や幕間の解説があって、ずっと字幕がつくし、その字幕も映画なので見易いです。

聴くべきところや見るべきところをカメラで抜いてくれるので、初見でも十分楽しめます。もちろん事前に知っていることが多いほど楽しめるとは思いますが、3,700円の映画を見てから、興味を持ったら深めるのも一案だと思います。

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