はしばみが選ぶベスト・バレエ・ダンサー in 2023

今年、私の中で一番輝いていたバレエダンサーを男女ひとりづつ選出しました!

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William Bracewell

ウィリアム・ブレイスウェル
よく考えられた知的アプローチのあるナチュラルな演技と音楽性。非常に正確で強いテクニックを伸びやかで優雅なバレエに昇華させていますが、シャープな動きの振り付けでも魅せます!!ウィリアムは作品を完成させるごとに、期待を上回るインスピレーションと深い感動をくれます。

古典〜現代のコレオグラファーの作品まで、あらゆるスタイルを自分のものにできる。素直で思いやりのある人柄も素晴らしく、欠点が全く見当たりません。今年は日本でのロミオやグラン・パ・クラシックなどウィリアムの素晴らしいバレエを観る機会が数多くありました。

Tiler Peck

タイラー・ペック
卓越したミュージカリティーと、魅力的なパーソナリティが、彼女のオンリーワンのバレエを創り出し、バランシン・バレリーナとして傑出しています。タイラーの命の煌めきが音楽に宿っているかのようなバレエは、息もつかせぬ特別感でいっぱい。洒脱で洗練されているのになぜか、スーッと涙が出るほど感動的で、私はタイラーのようなバレリーナに出会ったことがありません。

今年は久しぶりの来日で、ライブでタイラーを堪能することができました。少し古いですが、極上の《ファッシネイティング・リズム》(バランシン《フー・ケアーズ?》より)をどうぞ↓

今年の夏はウィリアム4公演、タイラー2公演を観ることが出来て本当に幸せでした!

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